4コマ漫画で考えるリハビリ脳の作り方

  理学療法士が「介護とリハビリ」について考えます。

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ダイソー商品でリハビリシリーズ

ダイソー活用術(7) ~アイソメトリック運動~

 

ダイソーで安価に買えて、簡単に出来るリハビリをご紹介しよう。今回は「アイソメトリック運動」をどうぞ。

重い人を押すイラスト
【4コマ漫画】老人ホーム日記

 

 

ボールの「弾力性」を利用します

ゴムボールの最大の特徴は「弾力性」。また当たっても落としても問題ないのが大きなメリットだ。少し空気を抜いたものの方が使いやすいので、お試しあれ。

 

 

アイソメトリックとは

筋力訓練の方法論の中に、「アイソトニック」と「アイソメトリック」というものがある。

「アイソトニック」とは、関節運動を伴う筋肉の収縮で、「膝を伸ばす」「ダンベルを持ち上げる」など、曲げたり伸ばしたりなど「関節の動きを伴う」運動である。

逆に「アイソメトリック」は、関節の動きを伴わない運動である。例えば壁をグッと10秒押してみよう。同じポーズで止まっているように見えるが、これで筋肉が十分働いているのだ。関節の動きが無いので、関節への負担が少なく、また自分で負荷をコントロールできるので、安全な運動方法ともいえる。ただし、いきんでしまうので血圧上昇のリスクがある。ご注意を。

 

 

訓練方法のポイント

1)挟んだボールをゆっくりと5秒押しつぶす。
2)緩める。
3)2回繰り返す。
4)運動中は呼吸を止めずに、楽に呼吸を続けること。

①大胸筋を鍛える(両手で挟む)

②上腕二頭筋を鍛える(上と下で挟む、下の二頭筋を鍛える)

③上腕三頭筋を鍛える(手のひらを上に向けて、下へ押す)

④股内転筋を鍛える(両膝で挟む)

⑤ハムストリングスを鍛える(膝裏で挟む)

⑥大殿筋を鍛える(足で踏みつぶす)

⑦腹筋を鍛える(お腹を凹ませてボールをつぶす)

 

その他にも、ボールを使った体操があるので、お暇なときにでも、どうぞ。

 

ご精読ありがとうございました