4コマ漫画で考えるリハビリ脳の作り方

  理学療法士が「介護とリハビリ」について考えます。

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日記

(独り言)否定したがる人々

「Dくん、仕事頑張ってるよね」「えーっ、でもあの人、陰でサボってるって噂だよ!」。

 

 

昨日、こんな会話を聞いた。

誉め言葉に対し、徹底的に「マイナス表現」で返してくる人々…。

巷でよくある話だ。

 

 

なぜ素直に褒めることが出来ないのだろう。

その人の根本的な性格なのか。

それとも、褒めることが苦手な日本人の「気質」が、そうさせるのか。

 

 

「マイナス表現」で返してくる理由を考えてみた。

①嫉妬している

→特に自分が嫌いな人が褒められると、無性に否定したがる。そして同じ考えの仲間を作り、やがて「派閥」へと発展する。

②その人の「裏の顔」情報を持っている

→あんな人と付き合っちゃいけないよ…という親切心からアドバイスしてくれている。

 

 

まぁ②なら良いのか。でも圧倒的に①だろう。

素直にほめりゃいいのに…と思うのだが。

別にその人の欠点を言う必要もないだろうに。

 

 

でも褒めるって難しい。

褒めるためには、相手の良いところを見つけなくちゃいけないから。

簡単なようで難しい…

一つテストをしてみよう。

 

 

下の絵をパッと見たとき、左右どちらの絵に目が行くだろうか。

これはゲシュタルト療法の「欠けた円」という心理テストである。

人間の目は不思議と欠けている部分に目が行く。

その部分が気持ち悪く感じるから。

 

 

この習性は、悲しいかな他人を見るときにも働いてしまう。

つまり他人の足りない箇所に目が行くのだ。

このような人間の心理は、「他人の不幸は蜜の味」などと表現される事があるが、実はこの「不幸を喜ぶ感情」は脳科学的に証明できるそうだ。(リンク;『職場の中の心理学』)

 

 

ワイドショー番組のゴシップネタが盛り上がる事からも理解できる…

 

 

極論だが…

人間とは、「人の欠点を見つけること」に長けている生き物といって良いのかも知れない。

生まれつき自然に備わっているのだ。

 

 

だから、逆に人を褒めるためには「努力」が必要となる。

努力しないと相手の「長所」を見つけることは出来ない。

相手の長所を見つける「観察眼」を身に付け、そして見つけた長所はどんどん真似して自分の中に取り込んでいく。つまり、相手を褒めることは自分の「成長」につながることになる。

 

 

自然に人を褒めれる人間になりたい。