車椅子のブレーキが効かない時、皆さんはどうしているだろうか。「この車椅子、業者にお願いしないと駄目ね」「主任が車椅子得意だから直してもらいましょう」「買い換えてもらおう」等々…、様々な対応をしていると思う。しかし介護業界で働く者として、車椅子のブレーキひとつ直せないようでは、恥ずかしいと思わなければいけない。
そこで今回は、ダイソー商品を使って「車椅子のブレーキを直す方法」をご紹介したいと思う。
材料
・ホース
・その他スパナ、ハサミ、カラーテープ等
ブレーキが効かない理由
主に、以下3つの理由が考えられる。
ポイント
①車椅子の空気が甘い
②ブレーキとタイヤの隙間が空きすぎている。
③ブレーキ自体が壊れている
ブレーキ自体が壊れていれば、もうこれは修理に出すしかない。しかし①②が原因であれば、自分で直すことが出来る。早速やってみよう。
①車椅子の空気が甘い
車椅子のブレーキは、ブレーキ金具をタイヤに食い込ませることで制動が得られる。
車椅子の空気が抜けていると、タイヤに食い込ませる事が出来ない。空気を入れることで、ブレーキの効きが良くなる可能性がある。
②ブレーキとタイヤの隙間が空きすぎている
下図の隙間が空きすぎていても、ブレーキをタイヤに食い込ませる事が出来ない。
以下4か所のネジを緩めて、ブレーキの位置をタイヤ寄りに微調整しよう。あまり近くに移動しすぎると、ブレーキが固くなり過ぎてしまうので気を付けよう。
工具を使うのが苦手な人は…
「工具を使うのはどうしても苦手!」という人もいるかも知れない。そんな人の為に手軽に行える方法がある。ホースを使うのだ。
ホースを3㎝程度に切断し、ブレーキ金具部分に嵌め込む。抜け落ちないように、カラーテープで厚みを出してあげると良いと思う。
お試しあれ。