リハビリ室の作業療法士Oさんが、新しい訓練器具「数字合わせ」を考案してくれた。早速ダイソー商品で作ってみたので、ご紹介しよう。
材料
・マグネット付きブラックボード(28cm×18cm)
・軟質カードケース(B5サイズ)
・カラーマグネット(20㎜×12個入り×3セット)
・ポイントシール(中)
・パソコン作業(エクセルで雛形を2枚作製)
作り方
①A4用紙に35マスの格子を作成し、数字を順に記入する。
(以下はエクセル使用。行の高さ79.8×5、列の幅16×7で作成)
②同じように、今度は数字をランダムに記入する。
③B5サイズの軟質カードケースに入るよう、余白をカットする。
④マグネット付きブラックボードの大きさに合わせてカットする。
⑤ポイントシールに数字を記入する。
⑥マグネットにシールを貼って、出来上がり!
訓練方法
①数字に合わせて、マグネットを置いていく訓練である。
②表(数字順送り)と裏(数字ランダム)で難易度が変わる。更に、時間を測ると「巧緻性」「注意力」などの評価につながる。
③ペットボトルのふたを使用すれば、もっと安上がりに出来るだろう。
単純な作業で利用者様が喜ぶかどうか心配だったが、ふたを開けてみてビックリ。皆、楽しんで集中して取り組んでくれた。「訓練なんてやらないよ!」と怒鳴り散らしていたYさんも、このリハビリだけは怒らずに集中してくれている。巧緻性や脳トレの効果だけでなく、「集中力」「注意力」さらには「メンタル」にも効果がありそう。是非お試しを。