車椅子に座っている利用者さんを見ると、
「太ももがパイプに当たって赤くなっている」
人を見かけることがある。
このような状態は、
放っておくと皮膚トラブルや
痛みにつながることがある。

実は、痛みは
姿勢崩れを助長している隠れた要因
ともいえるのだ。
この記事では、
- パイプに当たる原因
- 見落とされやすいポイント
- ダイソーで出来る簡単な対策
を分かりやすく解説する。

なぜ太ももにパイプが当たるのか?
主な原因は、以下が考えられる。
- 姿勢が崩れている
- クッションが合っていない
- 体格と車椅子が合っていない
しかしこれは、意外と気付きにくい症状である。見た目では分かりにくく、本人も気付かないことがある。
その結果、圧迫が続くことに伴う皮膚トラブルや傷みにつながってしまうのだ。
そしてその痛みは、
姿勢崩れの隠れた要因と
なっている場合も少なくないのだ。

痛々しいパイプ跡
下写真の赤丸の部位、改めて覗いてみよう。この縦パイプ部分、車椅子の内側方向へ出っ張っているのが分かるだろうか。

内側へ張り出したパイプ部分に、太ももが押し付けられるのだ。

押し付けられる痛みを和らげるため、下写真のようにクッションやタオルを挟む人もいる。

ポイントは「圧を分散すること」
ポイントは、
当たる部分を無くすのではなく、
圧を「分散させる」ことである。
点で支えるのではなく、
「面で支える」ようにするのだ。
材料
カラーボード
(今回は 450×300、厚さ10㎜を使用。車椅子に応じて厚さ調整が必要)

カッター、定規、筆記用具、型取り紙等

作り方
①スカートガード部分の型をとる

②カラーボードを型に沿って切り抜く

③切り抜いたカラーボードをスカートガードに嵌め込む

「点」が「面」になった

広い面で大腿部を支えるため、
パイプ跡が付かずに済みそうである。

まとめ
太ももにパイプが当たる問題は、
特別なことではなく
良く起こることである。
しかし、その多くは見過ごされ易く
気付いた時には、
痛みやトラブルに繋がっている事もある。
大切なのは、強く支えることではなく
負担を一か所に集めないことだ。
目の前の小さな違和感に気付き、
早めに調整していくこと。
その積み重ねが、
安心して座れる環境に繋がっていく。
姿勢崩れの原因はさまざま…
車椅子姿勢の崩れは、特別なことではなく、良く起こる問題である。そして多くの場合、一つの原因ではなく、いくつかの要素が重なって起きている。
「横倒れ姿勢」については、
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「ズリ落ち姿勢」については、
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