4コマ漫画で考えるリハビリ脳の作り方

  理学療法士が「介護とリハビリ」について考えます。

当ホームページ管理者が運営する整体院です

こころのて整体院


あなたの「潜在意識」を覗いてみませんか

当ホームページ読者の皆様へ

読者の皆様、いつもありがとうございます。当ホームページ管理者「理学療法士H」は、『こころのて整体院〜キネシオロジーと波動療法の専門店』を運営しております。どこに行っても治らない痛み、心の痛みなどご相談下さい。

詳細は「こころのて整体院」

 

ダイソー商品で車椅子調整シリーズ

ダイソー活用術(28) ~強度の円背に当てるクッションの考え方~

 

背中が大きく曲がった利用者様がいる。背骨が変形してしまった為、車椅子のバックレストにとがった部分が当たり、発赤を呈している。今回はダイソー商品を使って、「円背・亀背用の背当てクッション」を作ってみよう。

円背・亀背のイラスト

 

 

材料

・クッション 3枚(35cm×35cm)
→固めの生地のものを選ぶ

・U字クッション(1枚)
→無ければ普通のクッションを切断して細工

・裁縫道具等

 

 

作り方

①3枚のクッションを写真のようにセッティングし、しっかりと縫い合わせる。特に2本の縦クッションは外側へ逃げやすいので、内側をしっかり縫い付けよう。

②真ん中下にU字クッションを縫い付ける。

③裏返して使う。

 

 

背当ての考え方

利用者様の背中の形状に合わせて、上図「ベースクッション」に材料を貼り付けていく。言い換えれば、ベースクッションというキャンバスの上に、変形した背中の形状を書き込んでいくという作業だ。

例えば、図の赤いクッション「骨盤サポート」だが、これは変形した腰椎・骨盤を、下から包み込むように支えてあげる役割を担っている。

本来ならこの部分には、「ランバーサポート」という考え方のもと、腰椎のS字カーブを助けるためのクッションを配置する。しかし重度の円背や亀背の場合、もとよりS字カーブは消滅しており、背中はC字カーブを呈しているため、ランバーサポートは無意味となるのだ。

よって、重度の円背・亀背を呈した利用者様の場合、「骨盤サポート」という下から包み込む保護クッションが有効であると考える。

 

 

使用例

<before>

<after>

 

 

追記 ~クッションが汚れた時の洗濯対策について~

汚れた時のために、ダイソーの「チャック付きクッションカバー」を使用してみた。今回は「横倒れサポート」無しで、円背対策の簡素化したクッションを作成してみよう。

①チャック付きのクッションカバーを購入。

②ヒモ付きのベースクッションに、U字クッションを縫い付ける。

③クッションカバーに差し込む。

④ヒモを通すための穴をあけ、ほつれないように補強する。

⑤これならカバーだけ外して洗濯出来る。

⑥円背の度合いに応じて、U字クッションの厚さ調整が必要だ。1/4程度中身を抜いたほうが、背中の当たりは滑らかになると思う。微調整が必要かも…。

 

ご精読ありがとうございました

 

「背当ての調整」と同じくらい重要なのが、「座面の調整(アンカーサポート)」だ。お暇があれば、ご一読を。

 

車椅子上で頭が後ろへ倒れてしまう人に対しては、「車椅子用ヘッドレスト」を。