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人間関係論シリーズ

のりしろの仕事は伸びしろに繋がる ~組織を円滑に運営する為の技術~

2016年11月29日

 

のりしろの仕事」という言葉をご存知だろうか。この概念は、現在の仕事を円滑に進めるためには必要不可欠のものであると考えている。先ずは4コマ漫画から…。

 

『のりしろの仕事』

駐車場にごみが落ちているのをほっておく

 

 

のりしろの仕事とは

下図の四角い黒枠は、仕事の総量を表わしている。

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この仕事の総量を、それぞれの職員が役割分担して、全体の組織を動かしている。

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でも実際の仕事は、どうやってもこの枠内にキッチリ収まらない。必ず職員間に境目の仕事が出てくるのだ。この隙間を「のりしろの仕事」と呼んでいる。

仕事が停滞するのは、往々にしてこの「のりしろの仕事」が原因であると思っている。つまり「それは誰かがやるだろう」と思った時点で、その仕事は置き去りにされ、後々新しい課題として処理しなければならなくなる…という悪循環に陥ると考える。

 

 

仕事はオーバーラップした方が良い

キャノンの社長である村瀬氏は、次のように述べている。

『私は「のりしろ」と表現しているのですが、組織というものは、多少オーバーラップを持った状態で運営したほうが効率がいいと考えています。自分の守備範囲だけではなく、他人の仕事にも興味を持ちながらお互いにカバーしていく。一見、無駄のように見えますが、それがものすごく仕事の流れをスムーズにして、結果的には無駄にならないのです。むしろ、その方が企業としてのパフォーマンスも高まると考えています』
(引用 ttp://systemincome.com/23864)

 

そうなのだ。それぞれの職員がオーバーラップして仕事をすることが大切なのだ。

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ここで一つ注目したいのは、黒枠で示した「仕事の総量」。オーバーラップして仕事をすると、最初に提示したからはみ出しているのが分かるだろうか。つまり、「のりしろの仕事」を率先して行なうことは、結果的に「仕事の総量を拡大することが出来る」のだ。このようにして、組織は成長していくのだと考える。

のりしろは伸びしろに繋がる

 

更に注目すべきは、この「のりしろの仕事」は形の見える仕事ばかりではない。TASKとして表現しにくい心理的、精神的な範疇である人間関係のりしろも存在する。簡単に言えば「派閥」だ。

「ホーソンの実験」をご存知だろうか。これは「職場の物理的な環境条件ではなく人間関係が生産性に影響する」ということを突き止めた有名な実験である。つまり良い仕事をするためには、組織の根幹に「人間関係への配慮」が必要不可欠だという事である。

エルトンメイヨー
『労働者の作業能率は、客観的な職場環境よりも職場における個人の人間関係や目標意識に左右されるのではないか』

 

さて、この人間関係の「のりしろ」を埋めるためには、どうすれば良いのだろう。実は組織の中に「つなぐ人」が必要となる。「ファシリテーター」と呼ばれる大切な役割については、以下の記事を。

 

 

傍観者から卒業しよう

勇気を出して、自ら「当事者」になってみよう。何もやらない傍観者になるよりも、余計なことをやり過ぎて怒られた方が素敵だと思う。あの「松下幸之助」さんも、このように言っている。

松下幸之助
『出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない』

 

また陸上メダリストの為末大さんも、「当事者意識」について興味深い記事を載せている。

 

難しく考えなくても大丈夫。明日出勤したら、身の回りの小さなことから実践してみよう。

・駐車場のごみを拾う
・書けないボールペンを補充する
・カーテンがほつれてたら補修する
・カレンダーをめくる
・ねぎらいの言葉を掛ける
笑顔であいさつする

 

 

理想論の言いっ放しではダメなので、そういう私も駐車場のゴミ拾いを続けている。その訳は以下の記事で…