車椅子のフットレストが、自然に落ちてきてしまう事がある。どこかが緩んでいるんだろう…ということは想像できても、具体的にどうやって直すのか分からない人もいるかと思う。
そこで今回は、ダイソー商品を使って「フットレストが落ちてこないようにする方法」をご紹介したい。
材料
・針金(太さ2㎜)
・その他ドライバー等
フットレストが落ちない仕組み
フットレストがどのような構造で出来ているのか、見てみよう。車いすをひっくり返して裏から見ると、こんな形になっている。
フットレストを本体から外すと、鉄板(板バネ)が入っている。
この板バネが車いす本体の支柱に押さえつけられて、摩擦の役目を果たしているのだ。
この板バネが「ゆがんだり」「摩耗したり」「抜け落ちたり」すると、フットレストがパタンと落ちてしまう現象が起きる。
直し方
①外ゴムを固定しているネジを外す。
②この外ゴムは、外傷防止とフットレストが抜け落ちないようにするためのストッパーの役割を担っている。
③もう1つのネジを外す。これも抜け落ち防止ネジである。
④フットレストを外して覗いてみると、やはり中の板バネが抜け落ちていた…
⑤今回は、板バネの代わりに針金を使おう。先ずは、支柱に針金を巻き付けて「輪っか」の形に型取りをする。
⑥次に、車椅子本体の支柱にフットレストを「半分」だけ通す。
⑦先ほど型取りした針金の「輪っか」を支柱に通す。
⑧針金が挟まった状態のまま、フットレストを完全に通してしまおう。
⑨針金を捻って固定したら、出来上がり。
結果
針金の摩擦が効いて、落ちなくなった。お試しあれ。