松下幸之助さんに学ぶ「同じ質問を繰り返された時の対処法」

思想論

 

先日の出来事から。以下、利用者Sさんと理学療法士H(自分)との会話です。

<4コマ漫画>
『同じ質問』

 


 

皆さんなら、どのように対応するのでしょうか。ネット検索をかけてみると、同じような質問が沢山挙がっていました。模範解答を調べてみると、「ゆったりとした気持ちで初めて聞くように返事をしましょう」と書いてありました。しかし忙しい時には、対応にストレスを感じることも少なくありませんよね。

さて、ここで松下幸之助さんの逸話をご紹介させて下さい。松下氏の側近だった「江口克彦」氏が、興味深い記事を書いていました。失礼ながら、以下抜粋させて頂きます。

『ハーマン・カーン氏が松下に会う1週間か10日ほど前になったころ、松下は私に突然こう尋ねた。「今度、カーンという人がやってくるんやけどな、きみ、どういう人か知ってるか」。唐突な質問だったが、私は何の躊躇もなく、立て板に水で巧みに答えることができた。
(中略…)
翌日になると松下は再び、「きみな、今度カーンという人がわしに会いに来るそうやけど、どういう人か、きみ知ってるか」と聞く。質問したことを忘れたのか。仕方がないから昨日と同じ答えを繰り返した。
(中略…)
ところがである。さらに、翌日も松下は「今度、米国からカーンという人が来るそうや。きみ、どういう人か知ってるか」と言う。3度目の同じ質問に、私は憤りを感じていた。
(中略…)
その日の夕方になって、私はふっとあることに思い至った。「待てよ。松下が同じ質問を繰り返し、そして私が同じ答えを繰り返している。それは、その質問に対する私の答が不十分だからではないのだろうか。もっと詳しいことを聞きたいということではなかったのか」。
(中略…)
松下が同じ質問を繰り返し私にしているということは、すなわち部下の答えがいいか悪いかよりも先に、「この社員を育ててあげよう」ということを優先させているのである。だから「そんな答えでは中途半端だ」とは言わなかった。同じ質問を繰り返す。繰り返しながら、部下が自分で気がつくまで根気よく待つ。「それは駄目だ」「そんな答えは答えになっていない」「お前は役に立たない」。松下は、22年間をそばで過ごした間、1度もそういう言葉は言わなかった。本人が気がつくまで、自覚するまで、根気よく尋ね続ける。その松下の姿勢には、若い者や部下を育てたいという愛情があることを私はつねに感じていた』
(引用;ttp://toyokeizai.net/articles/-/103118)

そうなんです。我々は試されているんです。先の4コマ漫画に登場した利用者Sさんは、実は全てを知っていて、そのうえで同じ質問を繰り返しているんです。…そう考えると、ちょっと自分の受け止め方が変わってきませんか。

Sさん
ちょっとちょっと。今日は何曜日ですか
理学療法士H(自分)
 今日は木曜日ですね。因みに“花モク”って知ってますか。休日の前日である金曜日よりも、その前日の木曜日の方が店などが空いているということで、“花の金曜日=花キン”にならって“花の木曜日=花モク”と呼ばれてるんですよ。また、小さい個人病院は木曜日を休診にすることが多いみたいですね」「曜日が気になるってことは、もしかしてリハビリをやりたいんですね。きょうはリハビリの日じゃないけど、頑張り屋のSさんにお付き合いさせてもらって、一つだけでも運動やってみましょうか

 

んー、出来るかなぁ…。

 

 

 

組織の中で、必要とされる人物像があります。それは組織の「潤滑油」となるべき人物です。以下のリンクをご参照下さい。

 

 

 

 

 

 

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