先ずは先日の出来事から…。
『お弁当の中身になるとしたら』
組織の中で必要とされる人物像とは
さて、組織の中には必ず必要とされる人物像がある。それは「人と人とをつなぐ人」。バラバラな組織をまとめるのは当然トップの仕事なのだが、実はそれ以外の重要な役割として、組織の潤滑油となるべき人物「つなぐ人」が必要不可欠であると考えている。
そこでちょっと調べてみた。キーワードとして「組織」「つなぎ役」と入れて検索をかけたら、「ファシリテーター」という言葉にぶつかった。以下DODA様より。
『特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会の定義によれば、人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶように舵取りするのがファシリテーションである。具体的には、集団による問題解決、アイデア創造、合意形成、教育・学習、変革、自己表現・成長など、あらゆる知識創造活動を支援し、促進していく働きを意味する。またその役割を担う人がファシリテーター(facilitator)である。日本語では「協働促進者」または「共創支援者」と呼ぶ。ファシリテーターは、裏方で黒子のリーダーであり、会議などでメンバーの参加を促進し、プロセスの舵取りをする役割を果たすものである。
昨今のビジネス現場では、自分一人で完結する仕事は少ない。たいていの場合、チームで知恵を出し合い、チームで協力して目標を達成する。そのチームという場を、主体的、創造的なものにするために「ファシリテーション」は大事な能力となる。ファシリテーションは、ある意味、リーダーシップ能力であり、コミュニケーション能力である。組織で働くビジネスパーソンとしては、ぜひ身につけておきたい能力のひとつでもある』
(引用 ttps://doda.jp/guide/monoshiri/all_354.html)
お箸はファシリテーター…?
さて、最初に述べた「お箸になりたい」だが、お箸の役割こそ「ファシリテーター」そのものかも知れない。試しにお弁当を食べる時の、お箸の役割を挙げてみよう。
ポイント
・どのおかず(=課題)を取って、誰の口(=頭の中)に運ぶのか。
・スプーン(=優しい言葉)で運ぶのか、箸(=難解な言葉)で運ぶのか。
・火傷するほどアツアツ(=否定的)がいいのか、適温(=肯定的)がいいのか。
・口の中の奥まで突っ込んだ(=断定的に)方がいいのか、舌先に乗せておくくらい(=婉曲的)がいいのか。
この絶妙なコントロール。お箸には、壮大なロマンが隠されていたのだ。そうか、自分は「ファシリテーター」に憧れていたのか。気付かなかった。でもそんな格好の良い言葉は自分に似合わないので、自分は「お箸になりたい」でいいかな…。