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ダイソー活用術(32) ~車椅子用「横倒れ防止クッション」の作り方~

投稿日:2017年8月23日 更新日:

 

背中が大きく曲がった利用者様がいます。背骨が変形してしまった為、車椅子のバックレストに尖った部分が当たり、発赤を呈しています。さらに、背中の安定性が悪く横倒れし易い状況です。今回はダイソー商品を使って、「横倒れ防止用の簡易クッション」を作ってみましょう。ご一読下さい。

亀背の利用者様 

 

 

材料

・クッション(1枚100円)
→両サイドにウレタンを差し込むので、中の綿が「区分けされたタイプ」のものが良いです。また紐が付いていると、椅子に縛る時に便利です。

 

・ウレタンクッション(1枚150円)
→切断して、中のウレタンを使います。

 

・裁縫道具セット(1個100円)

 

 

作り方

①縫い目をカットします。

 

②次にウレタンクッションを3等分サイズで切断します。

 

③切断したウレタンを差し込みます。

 

④高さは利用者に応じて決めましょう。今回は2枚重ねとしました。

 

⑤最後に縫い付けたら出来上がり。

 

 

使い方

椅子にヒモで縛って使用します。お試し下さい。背骨の変形に沿ったカーブを描いているので、総額350円の品としては心地よい背当てになると思いますよ。

 

 

 

横倒れ防止クッションの考え方

さて上記クッションを当てても、現実「横倒れの防止はなかなか難しいです。そこで、横倒れについてもう少し掘り下げて考えてみましょう。

 

いつも左に傾いているSさんに対して、先ずは傾く原因を評価しなければなりません。例えば骨盤の部位が影響を与えているのであれば、座面を調整すれば良いかも知れません。下肢の拘縮等によるものであれば、フットレストやレッグレストで調整が効くかもしれません。もしかしたら右臀部に痛みがあって、身体を左に傾けているのかも知れません。

今回は単純に、一番簡単に調整できる「背当て」で調整してみます。真っ先に思いつく方法は、下図のような「丸めたクッションを挟むこと」ですね。

 

しかしSさんのように傾きが強い場合、アームレストを境にクッションが折れ曲がってしまい、身体を支えることが出来なくなってしまうんです。こんな姿勢、見た事ありますよね。

 

さて作成するクッションのポイントですが…、それは「ヒモをつける事」です(それだけかよ!という声が聞こえてきそうですが…)。

 

お分かりの通り、両端のヒモをしっかりと車椅子にしばり付けると、クッションが外側へ折れ曲がろうとする力を相殺してくれるんです。

 

とても単純な発想で拍子抜けしたかと思いますが、意外と見落としてしまう視点だと思います。

 

 

 

もう一つ作ってみましょう

・クッション1枚(200円商品)
ヒモが付いているものを選びましょう。
ブロックに分けられているものを選びましょう。

 

・ビーズ円柱クッション1つ(200円商品)

 

・裁縫道具(100円商品)

 

 

作り方

①クッションの端に切り目を入れます。

 

②ブロックに分かれた端1/3の綿を抜きます。

 

③ビーズクッションを差し込みます。

 

④縫い付けます。

 

⑤出来上がり。

 

 

上記の通り、車椅子にヒモで縛って使いましょう。

 

 

 

追記! ~クッションが汚れた時の洗濯について~

汚れた時の対策で、ダイソーの「クッションカバー」を付けてみました。

①チャック付きのクッションカバーを購入します(1枚100円)

 

②作成したクッションを差し込みます。

 

③ヒモを出すための穴をあけ、ほつれないように補強しましょう。

 

④これなら汚れても、カバーだけ洗濯が出来ますね。

 

 

 

「背当ての調整」と同じくらい重要なのが、「座面の調整(アンカーサポート)」です。以下の記事をご一読下さい。

 

また、車椅子上で頭が後ろへ倒れてしまう人に対しては、「車椅子用ヘッドレスト」が必要ですね。

 

 

 

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