車椅子に座っていると、だんだんお尻がズリ落ちてくる利用者様がいる。今回はダイソー商品を使って、「車いす用ズリ落ち防止クッション」を作ってみよう。
材料
・クッションカバー40㎝×40㎝(チャック式でなく、差し込み式のカバーを選ぶ)
・バスタオル
・カラーひも(3m)
・裁縫道具、定規、はさみ等
作り方
①クッションカバーを4等分する。
②カバーの3/4のところで折り曲げる。
③折り曲げたところを縫い付ける。
④カラーひもを「70㎝×4本」作る。
⑤カバーの四隅に縫い付ける。
⑥カバーの中に、バスタオルをたたんで入れる。
⑦出来上がり
使い方
四隅を紐で結んで、クッション位置を調整しよう。ポイントは以下の3点。
ポイント
①中に入れるタオルの高さで、ズリ落ち度合いをコントロールすること
②「坐骨」でストッパーが掛かることをイメージして、高くなる部分の位置調整をすること
③前座高が高くなるので、必ずフットレストの高さ調整をセットで行なうこと
今回作成したズリ落ち防止クッションは「アンカーサポート」とも呼ばれており、お尻の下の「座面の調整クッション」である。実は、これと同じくらい重要なのが「背当ての調整クッション」だ。
さて、なぜズリ落ち姿勢になるのだろうか。