老健の理学療法士が「介護とリハビリ」について考えます。

4コマ漫画で考えるリハビリ脳の作り方

思想論

ABC理論① ~認知のゆがみを解消する物事の捉え方~

投稿日:2016年11月25日 更新日:

同僚から「ちょっといい話」を聞いて、心が暖かくなったので、皆さんにもおすそ分けいたします。その同僚には「病院受付業務」をしている娘さんがいるのですが、その時のお話です。

 

Nさん
昨日、娘が携帯の調子が悪くて気持ちが落ちてたんだけど、でも今日良いことがあったんだぁって言ってね。仕事中にこう言われたんだって。「時々来るおばあちゃんが、わざわざ受付の私の所に来てね。いつも素敵な笑顔と優しさをありがとうって言ってくれたんだぁ。凄いよね…。そういうことをわざわざ伝えに来てくれるおばあちゃんって凄いよね…ありがたいよね…」って。それで、私は褒められたことよりも褒めてくれた人を凄いと言った娘に、ちょっと感動したの…。

 

何気ない会話ですが、聞いていて心が晴れ晴れとしました。「褒められた自分が凄い」と自慢しそうな所を、「褒めてくれたおばあちゃんの心遣いが凄い」と言い放った娘さん。素晴らしい感性だと思います。更に言えば、その娘の何気ない言動に感動する、お母さんの感性も素敵だと思いました。


 

「ABC理論」をご存知でしょうか。これは心理学者アルバート・エリスが1955年に提唱した理論です。ABCとは、次の3つを意味します(WIKI調べ)。
・A(Activating Event)→出来事
・B(Belief)→解釈や思い込みなど物事の捉え方
・C(Consequence)→結果として表れた感情や気持ち

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私たちは、目の前に起きた出来事に対し、「嬉しい」とか「悲しい」などの感情を抱きます。そのため私たちは単純に、このときの因果関係を「A(出来事)→C(結果として現れた感情)」であるかのように思い込みます。ところが実際は、C(結果として現れた感情)を引き起こしているのはA(出来事)ではなく、その出来事をどう解釈したかという「B(物事の捉え方)」によるんですね。これがABC理論と呼ばれるものです。今回の同僚の話をABC理論で考えると、以下のようになります。

A(褒められた)→B(物事の捉え方①)→C(褒められた私が凄い)
A(褒められた)→B(物事の捉え方②)→C(褒めてくれたおばあちゃんが凄い)

物事の捉え方Bによって、これほどまでに結果Cが変わってくるんですね。この考え方は「認知のゆがみ」などとも表現され、ビジネスの世界やカウンセリング、うつ病対策など様々な形で用いられています。今回、同僚の話を聞かせてもらって、私も同僚の娘さんに負けないよう「B(物事の捉え方)」に磨きをかけて、人間味溢れる人物になりたいなぁとしみじみ思いました。因みに、この理論を駆使すれば「関連記事;ゴキブリさえも愛おしく思える」ようになりますよ。

 


 

<おまけの4コマ漫画>
『作業療法士Oさんの素敵な物事の捉え方』

 


 

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