老健の理学療法士が「介護とリハビリ」について考えます。

4コマ漫画で考えるリハビリ脳の作り方

思想論

松下幸之助さんに学ぶ「挨拶することの意味」

投稿日:2016年11月30日 更新日:

今日の出来事です。登場人物はリハビリ室の「自分」と「Oさん」の会話です。ご一読ください。


 

作業療法士Oさん
友人のお母さんが入院しているんですけど、脳死状態で反応がないみたいなんです。友人がこんなことを話してました。

『昨日の夜勤の看護師さんがね。まず夜勤のとき担当ですって挨拶に来るんだけどね。昨日の担当さんが、母に大きな声で名前を言って挨拶していってくれたの。なんか嬉しくてね。で、そのあとも何かをする度に、必ず母に声をかけてからやってくれて。清拭や処置のときに、私が部屋から出ていっても、看護師さんは母に声掛けしながらやっているのが聞こえてきてね。なんか私泣いちゃって。「処置が終わりました」と言って廊下に出てきたときに、「意識のない母に沢山声をかけてくれてありがとう、本当にありがとう」って言ったら、「とんでもないです、当然のことです」って笑って答えてくれてね。でも私はすごく嬉しかった。ありがとうって泣きながらお礼しました』

理学療法士H(自分)
挨拶と言えば、デイの机に師長が書いた手紙があるよね。こんなことが書いてあったのを思い出したよ。

『クローバー館の職員さんが外来に来ますが、他の施設職員さんとは違って「挨拶がきちんと出来て感じがいいです」と言われました。つい私も良い気持ちになり、多少辛いことがあっても頑張ろうと思い帰ってきました。日頃の皆様のきちんとした態度や姿勢が、そう評価されているのだと思います。これからもよろしくお願いいたします…』

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作業療法士Oさん
そういえば、2階のIさんが退所だったんですけど、けっこう大変な利用者さんで振り回されましたけど、最後に「お世話になりました」って挨拶してくれて。玄関まで見送ったんですけど、沢山の職員で見送るのって、なんか良いですよね。
理学療法士H(自分)
Iさんといえば、一昨日廊下ですれ違ったときに、「Iさん、おはよう」と声を掛けたら「おはよう、何で俺の名前を知ってるんだ…」と嬉しそうな顔をしてたよ。やっぱり名前を呼ばれるのは嬉しいことだと思うので、リハビリ室の方針として「名前を呼んでから挨拶する」事を続けましょうね。あらあら挨拶ネタが「4つ」つながった。プヨプヨだったら4連鎖でクリアですか…?

 

でも挨拶って、日本人は「特に」大切にしているような気がします。すぐに「ぺこり」とお辞儀しちゃうし。そういえば「に始まりに終わる」なんて言葉もありますよね。…そんなアンテナ立てたまま「BOOK OFF」行ったら、パナソニックの創業者「松下幸之助」氏が、「礼」について書いている本を見つけちゃったので、思わず読んじゃいました。
松下氏は以下のように述べています。

『礼とは、素直な心になって感謝敬愛を表する態度である』
(引用:「人間を考える」松下幸之助 著)


つまり挨拶をする意味は、相手との関わりを通して「自分が成長させてもらってる」という感謝の考え方なんですね。「こんにちは」という言葉は、「いつも成長させてくれてありがとう」という意味合いを持つんです。そして相手と離れるときは、感謝を込めて「さようなら」と言う。その相手が「大人でも子供でも」そうです。「好きな人でも嫌いな人でも」そう。「認知症の患者さん」だって「寝たきりの患者さん」だって「意識の無い患者さん」だって。「犬や猫、空や空気、ミミズだってオケラだってアメンボだって♪」、この世のあらゆる万物に対しての見方が変わるかも...。

ミミズだってオケラだってアメンボだって

 


 

 

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