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ダイソー商品の活用(30) ~車椅子上で股が内側に入ってしまう時の対処法~

投稿日:2017年6月23日 更新日:

車椅子に座っていると、股が内側へ倒れてしまう利用者様を見かけます。

車椅子上、股が内側に倒れるイラスト

今回はダイソー商品を使って、「股の内転防止」について考えてみましょう。ご一読下さい。


 

■そもそも何で内側に倒れるのか
足が内側に倒れる原因を考えてみましょう。

①拘縮がある
股の内転内旋筋群に拘縮があれば、当然ながら股関節が閉じた状態になります。

股を広げるリハビリに対し、痛がる患者様のイラスト

 

②麻痺や筋力低下がある
筋緊張が低い弛緩性麻痺の人に多い印象です。

 

③座面がたわんでいる
車椅子の座面って平らじゃないんですね。座面傾斜の影響で足が内側に倒れやすいんです。

車いすの座面がたわんでいるイラスト

 

④フットレストが高すぎる
フットレストが高いと、足が不安定となり、内側もしくは外側に倒れやすくなります。

車椅子フットレストが高すぎると、足が左右に倒れやすくなるイラスト

 

⑤フットレストが低すぎる
フットレストが低いと、座面のたわみの影響で内側へ倒れやすくなります。

車椅子フットレストが低すぎると、足が内側へ倒れやすくなるイラスト

 

⑥フットレストの足の位置が不適切
フットレストに乗せた「足先の位置」に影響を受けます。

車椅子フットレストに置く足の位置で、姿勢に変化が出るイラスト

 

⑦片側の骨盤が前に出ている
例えば、左側の骨盤が前方へ偏位していると、左の足が内側に倒れやすくなります。

車いす上、骨盤の向きによって足の倒れ具合が変化するイラスト

 

 

■どうやって内転を防ぐのか
それでは、どうすれば良いのでしょうか。容易に頭に浮かぶのは下写真、これが一番簡単ですね。足が内側へ入るのを、タオルを挟んで防いでいます。色々な施設にお邪魔する中で、時折見かける手法です。でも余り見栄えが良いとは言えないかも知れませんね…。

車椅子上、股の間にタオルを挟むイラスト

 

■市販のクッションで修正する
「ポメル」という言葉をご存知でしょうか。この言葉は本来、「鞍馬についている取っ手」を意味するのですが、「股が内転するのを防ぐ」「お尻が前方へ滑っていくのを防ぐ」などを意味する言葉として使われています。ポメルを用いたクッションは、各種メーカーから販売されているのですが、幾つか具体例を見てみましょう。

<レポ-seat>
(引用;http://www.kidsfesta.jp/product/2017006003/)

<ストレータスクッション>
(引用;http://waku2chokkan.com/i/cus18-VARILITE-Stratus)

<タカノ 車いすクッション タイプ1>
(引用;http://item.rakuten.co.jp/benkei-wakaba/w3550/)

 


 

■材料
さて、今回はダイソー商品で「手作りポメルクッション」を作ってみましょう。

・クッション(40㎝×40㎝)

・タオル

 


 

■作り方
①クッションの真ん中部分に切り目を入れます。

②切り目から、畳んだタオルを差し込みます。

③中に入れたタオルを整えて、縫い合わせます。

④股に掛かる部分が盛り上がっているのが分かるでしょうか。この突起で足が内転するのを防ぎます。

⑤出来上がり。このようにセッティングしましょう。

 

 

 

こんな時、どうしましょうね。

 

車椅子上でズリ落ちそうな人、良く見かけませんか?

 

ご精読ありがとうございました


 

 

 

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