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ダイソー商品の活用(29) ~大腿部に車椅子のパイプ跡が付く時の対処法~

投稿日:2017年6月22日 更新日:

今回は、ダイソー商品を使って「大腿部に車椅子のパイプ跡が付かないようにする」ための道具を作ってみましょう。


 

■痛々しいパイプ跡
下写真の赤丸の部位、改めて覗いてみましょう。この縦パイプ部分、車椅子の内側方向へ出っ張っているのが分かるでしょうか。普段は気にも留めないこの部分ですが、実は体格の良い人が乗った時、大きな問題となることがあるんです。

どういう事かと言うと、まず座面一杯に広がった大腿部が、車椅子のスカートガード(側板)を押し広げます。すると、内側へ張り出したパイプ部分に、太ももが押し付けられることになるんですね。長時間の圧迫で、太ももに「パイプ跡」が付いたり、更には「痛み」を誘発するリスクが生じます。適切な車椅子を処方すれば済む話ですが、限られた予算で限られた車椅子を使い回している施設などでは、頭を悩ます所です。

押し付けられる痛みを和らげるため、下写真のようにクッションやタオルを挟む場合もありますね。

そこで今回は、パイプの出っ張り部分1点に圧が集中するのを防ぐための道具を作ってみます。スカートガードに当て板をし、パイプとスカートガード間の段差を無くしてみましょう。圧の分散が期待され、痛みの発生を防ぐことが出来るものと考えます。

 


 

■材料

・カラーボード(今回は 450×300、厚さ10㎜を使用しました。車椅子に応じて厚さ調整が必要です)

・カッター、定規、筆記用具、型取り紙等

 


 

■作り方
①スカートガード部分の型をとる

②カラーボードを型に沿って切り抜く

③切り抜いたカラーボードをスカートガードに嵌め込む

 


 

■出っ張りが無くなりました
カラーボードの当て板により、パイプの出っ張り部分が無くなりました。

広い面で大腿部を支えるため、パイプ跡が付かずに済みそうですね。

車椅子によっては、スカートガードの深さが違うため、カラーボードの厚さ調整が必要です。ダイソーには、厚さ10㎜と5㎜の2種類があるようですね(H29.6.20時点)。

 

ご精読ありがとうございました


 

(おまけ ~アームレストの下にあるネジ対策にもなりますよ~ )

車椅子のアームレストの下を覗いたことがありますか。何と、ここには危険な「ネジ」が隠されています。

そして「アームレストとスカートガードの隙間(赤斜線部分)」に手が入り込んでしまい、このネジに当たって傷を作ることがあるんですね。

前述したカラーボードを使い、手が入り込まないようにしましょう。お試しください。

 


 

こんな時、どうしましょうね…。

 

車椅子上でズリ落ちそうな人、良く見かけませんか?

 

 

 

 

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