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ダイソー商品の活用(28) ~強度の円背に当てるクッションの考え方~

投稿日:2017年6月19日 更新日:

背中が大きく曲がった利用者様が居ます。背骨が変形してしまった為、車椅子のバックレストにとがった部分が当たり、発赤を呈しています。今回はダイソー商品を使って、「円背・亀背用の背当てクッション」を作ってみましょう。ご一読下さい。

亀背の利用者様


 

■材料
・クッション 3枚(35cm×35cm)
→固めの生地のものを選ぶ

・U字クッション(1枚)
→無ければ普通のクッションを切断して細工

・裁縫道具等

 


 

■作り方
①3枚のクッションを写真のようにセッティングし、しっかりと縫い合わせます。特に2本の縦クッションは外側へ逃げやすいので、内側をしっかり縫い付けましょう。

②真ん中下にU字クッションを縫い付けます。

③出来上がり

④裏返して使います。

 


 

■背当ての考え方

利用者様の背中の形状に合わせて、上図「ベースクッション」に材料を貼り付けていきます。言い換えれば、ベースクッションというキャンバスの上に、変形した背中の形状を書き込んでいくという作業ですね。

例えば、図の赤いクッション「骨盤サポート」ですが、これは変形した腰椎・骨盤を、下から包み込むように支えてあげる役割を担っています。

本来ならこの部分には、「ランバーサポート」という考え方のもと、腰椎のS字カーブを助けるためのクッションを配置します。しかし重度の円背や亀背の場合、もとよりS字カーブは消滅しており、背中はC字カーブを呈しているため、ランバーサポートは無意味となるんですね。

よって、重度の円背・亀背を呈した利用者様の場合、「骨盤サポート」という下から包み込む保護クッションが有効であると考えます。

 


 

■使用例

<before>

<after>

 

 

【追記 ~クッションが汚れた時の洗濯対策について~】
汚れた時のために、ダイソーの「チャック付きクッションカバー」を使用してみました。今回は「横倒れサポート」無しで、円背対策の簡素化したクッションを作成してみましょう。

①チャック付きのクッションカバーを購入しましょう。

①ヒモ付きのベースクッションに、U字クッションを縫い付けます。

 

②クッションカバーに差し込みます。

 

③ヒモを通すための穴をあけ、ほつれないように補強しましょう。

 

④これならカバーだけ外して洗濯出来ますね。

 

⑤円背の度合いに応じて、U字クッションの厚さ調整が必要です。1/4程度中身を抜いたほうが、背中の当たりは滑らかになると思います。微調整してみてください。

 

 

ご精読ありがとうございました


 

「背当ての調整」と同じくらい重要なのが、「座面の調整(アンカーサポート)」です。以下の記事をご一読下さい。

 

また、車椅子上で頭が後ろへ倒れてしまう人に対しては、「車椅子用ヘッドレスト」が必要ですね。

 

 


 

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