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技術論

介護技術の骨(コツ) ~ずっこけ座りを修正するイースター島の方法~

投稿日:2016年11月29日 更新日:

今回のテーマは「ずっこけ座り」の第2弾、「具体的手技」をご紹介します。教科書通りの「基本手技」では、どうしても深く座らせることが難しい利用者様もいます。少し違った角度からの方法論も合わせてご紹介します。

 


 

■基本手技
基本手技は大丈夫ですね。教科書を再復習してみましょう。
①利用者様の体幹を前傾させる
②介助者は後ろから利用者様の両手を保持する
③前傾させながらお尻を後ろへずらす

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その他にも「前から抱えて膝を押す方法」や「左右へ体幹を交互に傾けながら行なう方法」などがあります。

 


 

■イースター島の方法
その他、応用的な方法をご紹介しましょう。ペヤ・ハルヴォール・ルンデ氏の著書「移動・移乗の知識と技術」から「イースター島の方法」という介助技術です。人間の自然な動作パターンを引き出す介助方法として、有用な方法論であると思います。

 

 

①バスタオルを利用者様の両足の下に通します。
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②介助者は後ろからバスタオルの両端を掴み、利用者様を前傾姿勢にします。

③介助者は左のバスタオルを手前に引きます。

④介助者は右のバスタオルを手前に引きます。

 


 

■車椅子傾斜法
この方法は、教科書には載っていないかも知れません。実際行なうときには十分練習を積んでから行ないましょう。また車椅子を傾けて行なうので、利用者に恐怖感を与える場合があります。十分な説明と同意の下で行ないましょう。

 

①ブレーキをしっかり掛けます。
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②利用者様を前傾させ、介助者の両上肢を背中に差し込みます。
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③ティッピングレバーを踏み、車椅子の前輪を浮かせます。そして利用者様の臀部を傾斜に沿って後方へ滑らせます。
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④車椅子の前輪をゆっくりと下ろします。
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何故ずっこけ座りになってしまうのでしょうか…。以下の記事にまとめてみましたので、ご一読下さい。

 

ずっこけ座りを防ぐため、ダイソー商品を使って手軽に作ってみましょう。

 

ご精読ありがとうございました


 

 

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